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【USED LP】Miles Davis All Stars / Walkin'(国内盤 / Prestige SMJX-10046(M) / MONAURAL / ライナー付・帯なし)
¥2,600($16.43)
信号機の灯りが、夜の交差点を照らしている。足音はゆっくりと、しかし迷いなく前へ進む。トランペットの一音一音が、路面を踏みしめるように鳴る。ミュートの奥に、静かな熱がこもっている。歩幅は変わらない。急かされることもない。すれ違う楽器たちが、互いに会釈をするように音を交わす。青信号は、まだしばらく灯り続けている。歩き出した者だけが辿り着ける場所がある。その足取りは、今も古びていない。針を落とせば、また同じ速度で歩き出す。道の先には、まだ見ぬモダン・ジャズが待っている。 ――――――――――――――――――――― PAIRING COFFEE このアルバムに似合うコーヒーは、 MANDHELING G1 一歩ずつ踏みしめるような、ブルースの重量感に。 深煎りの苦みとボディが、揺るぎない歩調を支える。 モダン・ジャズの夜明けを告げる、その熱量に応える一杯。
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【USED LP】The Herb Ellis Quintet / Thank You, Charlie Christian 国内盤 / Verve MV 2602 / 1977
¥2,860($18.07)
弦を弾く指先には、迷いがない。 チェロのピチカートが、ギターの陰に静かに寄り添う。誰かへの手紙のような、そんな響きがある。音は新しくないが、色褪せてもいない。午後の陽だまりに似た温度が、部屋の隅々まで届く。急ぐ理由は、どこにもなかった。古い写真を捲るように、一曲ごとに間がある。思い出は、悲しみではなく、感謝のかたちをしている。弦の余韻が消える前に、次の音が静かに重なる。誰かの名前を、そっと呼ぶような演奏だった。その声は、いまも溝の中で息をしている。 PAIRING COFFEE このアルバムに似合うコーヒーは、 GAYO OLD 先達への感謝を、静かな敬意のかたちで奏でる一枚に。 深煎りの苦みとボディが、時を経てなお枯れない温もりに応える。 新しさより、積み重ねてきた質感を味わうための一杯。
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Jaye P. Morgan / Jaye P. Morgan【USED Vinyle】
¥3,300($20.85)
在りし日のGood Old Music。 まるで往年の大ヒット映画を観ているようだ。 輪郭にはブラーがかかり、目を細めているのか、輝いて見える。 もしかしたら涙が流れているのか。そんなバカな。 My Heart Belongs To Daddy。計算高い、悪い駆け引きだな。 1955年、ニューヨーク。Hugo Winterhalterの楽団。 ハスキーで低い声。それでいて、曲を張り倒すように歌いきる。 Cole Porterのこの曲を、原曲より遅いテンポで引き延ばす。 媚びない。しかし艶だけは隠さない。 三歳から一座に立ち、家族で全米を回っていた女の唱法だ。 三十年代の流行歌ばかり並べて、それを自分の色に染めている。 PAIRING COFFEE このアルバムに似合うコーヒーは、WOTE KONGAだ。角のない口当たりと、後から来るやわらかな甘さ。艶のある声に、寄り添いすぎない一杯を。
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Muggsy Spanier / The Essence Of Jazz Classics, Vol. 6【USED Vinyle】
¥1,300($8.22)
本当のジャズが何か知りたいか。 言うことはない。古い音楽から聴くんだ。 1939年。7月から12月にかけて、四回のセッション。 Muggsy Spanierとラグタイム・バンド。全16曲。 ニューオリンズ生まれではない白人が、完全なニューオリンズ・スタイルを持っていた。 Louis Armstrongの1922年から26年までを、そっくり自分のものにした男だ。 だが高音は使わない。中音域だけで押し通す。 Relaxin' At The Touro。大病で入院した病院の名を冠したブルース。 死にかけた男が、退院してすぐ作ったバンドで吹いている。 コルネットにギャングがチップの札を突っ込んだ、というシカゴの話も残る。 そういう時代の音だ。 PAIRING COFFEE このアルバムに似合うコーヒーは、GAYO OLDだ。乾いた質感と、古い木のような香り。1939年の空気に、新しさは要らない。
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Joe Burton / Here I Am In Love Again【USED Vinyle】
¥2,200($13.90)
非常に本質的なジャズピアノだ。 旅をする。途中に泊まったホテルのラウンジで、本質的なピアニストがいたら。 妄想かもしれない。映画のようだ。このジャケットも、トリオの演奏も。なにもかも。 1957年4月21日、ニューヨーク。 Joe Burtonのピアノ、Jud DeNautのベース、Nick Fatoolのドラム。 Do Nothin' Till You Hear From Me。ためらうような一音から始まる。 和音が足され、ベースが寄り添い、また主題へ戻る。 急がない。押し出さない。ただ流れている。 Burtonは天才ではない。これも大名盤ではない。 だが軽妙なフレーズが、深夜のラウンジにそのまま置かれている。 PAIRING COFFEE このアルバムに似合うコーヒーは、mementoだ。澄んだ甘さと、静かに伸びる余韻。三人の間合いを崩さない一杯が、この時間には合う。
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Nat Adderley / Work Song【USED Vinyle】
¥2,750($17.38)
ファンキーという言葉がある。もう今やわからないだろう。 こいつがそれだ。ファンキージャズ。 1960年1月、ニューヨーク。 コルネット、ギター、チェロ。前線に並ぶ三つの旋律楽器。 こんな編成は他にない。 Work Song。ミュートをつけたコルネットに、Sam Jonesのチェロが応える。 呼びかけと応答。Louis Hayesのドラムが、その隙間を叩いて煽る。 Wes Montgomeryのギターが、Charlie Christian以来と言われた頃の音で入ってくる。 兄Cannonballの影に隠れがちな男が、ここでは自分の曲で真ん中に立っている。 労働の歌だ。囚人が鎖を引きずりながら歌う類の。 それを洒落たクラブで鳴らして、客を踊らせた。 PAIRING COFFEE このアルバムに似合うコーヒーは、MANDHELING G1だ。深煎りの重い苦みと、隠しようのない厚み。土くさく、腹に残る一杯が、この躍動には合う。
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Miles Davis / Bitches Brew LP 2枚組 US盤【USED Vinyl】
¥4,400($27.81)
黒い渦だ。ジャケットを開けば、そこにはもう秩序というものがない。マティ・クラーワインの絵が、燃える花と割れた横顔を並べて、何かの儀式を予告している。1969年、8月。ニューヨークのスタジオで、マイルスは楽器を減らすかわりに、楽器の数を増やした。エレクトリックピアノが三台。ベースが二本。ドラムが二人。もう誰にも制御できない密林を、あえて作った。 テオ・マセロの編集鋏が、その密林に道をつけた。切って、貼って、また切って。ジャズという言葉がもう追いつかない音楽が、そこに生まれた。ロックでもファンクでもアフリカでもない。全部でありながら、全部を裏切っている。 このアルバムには、MANDHELING G1を合わせる。重厚で、ダークで、土の匂いを引きずる豆だ。すっきりとは終わらない。喉の奥に、いつまでも居座る苦みがある。Bitches Brewも同じだ。聴き終えても、しばらく体の中で渦を巻いている。
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John Coltrane / Meditations【USED Vinyl】 Impulse! AS-9110(US盤/King Records 直輸入・帯破れ・解説カード付)
¥5,500($34.76)
瞑想?どう考えても、これは叫びだ。 1966年2月、ジョン・コルトレーンは自らのカルテットにもう一人のテナーともう一人のドラマーを加えた。ファラオ・サンダースとラシッド・アリ。二本のサックスが唸り、二台のドラムが波のように押し寄せる。『至上の愛』で神に到達した男が、次に選んだのは対話ではなく、洪水だった。 「父と子と精霊」に始まり「安らぎ」に終わる。組曲としての体裁を取りながら、実際には途切れることのない一本の祈祷だ。美しさを求めていない。求めているのは、その先にあるものだけだ。 この盤には、そういう不均衡さがある。整った美とは違う場所で鳴っている。 paring coffee MANDHELING G1を合わせる。深煎り、重心の低い一杯。苦味の奥に眠る甘さは、二本のテナーがぶつかり合った後にようやく立ち上る静けさに似ている。 熊川宿の午後、この一枚を鳴らすなら、灯りは落としたほうがいい。
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Sonny Rollins / Alfie 【USED Vinyle】(帯付・日本盤・impulse! / MCA VIM-4639)
¥2,200($13.90)
女を次々に取り替える男の話に、Rollinsは10分のテナーで応えた。 1966年1月26日、ニューヨーク。 映画はロンドンで撮られ、音楽だけがここで吹き込まれた。 Alfie's Theme。歩くようなテンポで、短い動機が繰り返される。 Rollinsのテナーは、その上を悠々と外れていく。 編曲はOliver Nelson。9人編成のホーンが、律儀に背後を固める。 Kenny Burrellのギターが一度だけ前に出て、また引く。 映画の主人公は、最後に自分の生き方を疑いはじめる。 音楽はそこまで説明しない。 軽い足取りのまま、B面の終わりまで進んでいく。 聴き終えて、はじめて軽さの意味がわかる。 PAIRING COFFEE 一杯は、WOTE KONGAで。角のない口当たりと、後から来るやわらかな甘さ。Alfie's Themeの軽い足取りに、重すぎない一杯が寄り添う。
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Thelonious Monk / Solo On Vogue【USED Vinyl】
¥2,400($15.17)
ヴォーグのスタジオでたった一人、ピアノに向かった。 1954年6月7日、パリ。サル・プレイエル劇場での「サロン・ド・ジャズ」に出演するため滞在していたセロニアス・モンク、伴奏者はいない。誰の顔色もうかがわない。「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」の最初の一音から、間の取り方そのものが旋律になっている。弾かない音が、弾いた音と同じだけの重みを持つ。これがモンクにとって初めてのソロ・レコードだった。 「煙が目にしみる」を除く全曲がオリジナル。パーカーでもガレスピーでもない、ビ・バップの高僧と呼ばれた男の、素顔に近い一枚。 paring coffee このアルバムにはWOTE KONGAを合わせる。穏やかで、余韻の長い一杯。音と音の間にある沈黙を埋めない、そのままの間隔を保つコーヒー。 熊川宿の静かな午後には、こういう一人の時間がよく似合う。
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Gary Peacock / Keith Jarrett / Jack DeJohnette / Tales Of Another【USED Vinyl】
¥2,600($16.43)
ゲイリー・ピーコックが自らの名義で初めて西側世界に発表したリーダー作に、キース・ジャレットとジャック・ディジョネットを招いた。 1977年2月、ニューヨーク。 後に「スタンダーズ・トリオ」として知られることになる三人の、最初の記録がここにある。 全6曲、すべてピーコックの作曲。ベースが主導権を握りながらも、誰かが前に出るという構図にはならない。三者がそれぞれの間合いで、同じ重心を探り合っている。 オーネット・コールマンとの共演で「霊的コミュニケーション」を掴んだというピーコックの言葉通り、ここには段取りのない対話がある。 paring coffee このアルバムにはGAYO OLDを合わせる。輪郭がやや粗く、時間の経過を感じさせる一杯。抽象的な曲構成に、余計な甘さを添えないコーヒーがいい。 熊川宿の午後、レコードの回転音だけが響く時間に。
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Makaya McCraven / In These Times【USED Vinyl】
¥5,000($31.60)
恵比寿のブルーノートプレイスでマカヤの演奏を聴いたことがある。大きいアフロヘア、とてつもないグルーヴ。Big Smaileで終演後に握手した。 マカヤ・マクレイヴンは自分を「ビート・サイエンティスト」と呼ぶ。ドラマーでありながら、演奏を終わらせた後に本当の仕事が始まる男だ。生演奏をサンプリングし、切り貼りし、もう一度組み立て直す。ジャズが即興の一回性を神格化してきた歴史に対して、この男は録音物を粘土のように扱うことで別の答えを出した。 変拍子の作曲群と、大編成オーケストラのアレンジと、エディット主体のビートミュージック。三つの異なる時間軸が同じ盤の上で衝突する。過去と現在と未来が、境界線を破って混ざり合う。タイトル曲にはスタッズ・ターケルのラジオ・アーカイブからの音声が使われている。シカゴという街の記憶ごと、この作品には練り込まれている。 この一枚には、GAYO OLDを合わせる。クラシックであり、革新的だ。古びているのに現代にある。そういうものを愛している。
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Gary Burton・Chick Corea / Crystal Silence【USED Vinyl】
¥2,800($17.69)
ヴァイブとピアノだけで一枚のアルバムを作る。ベースもドラムもいらない。この編成そのものが、当時のジャズにとって一種の宣戦布告だった。リズム隊という後ろ盾を捨てて、二つの旋律楽器だけで空間を持たせる。それができるのは、余計な音を出さない胆力を持った人間だけだ。 チック・コリアは当時まだ30そこそこ。すでにマイルスのバンドを経て、リターン・トゥ・フォーエヴァーで名を上げつつあった。ゲイリー・バートンはインディアナ生まれ、カントリー畑からロックへ、そしてヴァイブの世界へと転がり込んだ変わり種だ。畑違いの二人が、なぜかここでは息が合いすぎている。テーマが一方の楽器から始まり、もう一方に受け渡される。その渡し方に、一切の淀みがない。 マンフレート・アイヒャーという男がこの空気を作った。コマーシャリズムに毒されたアメリカのジャズ・レコード業界の裏をかくように、ミュンヘンの小さなレーベルから、静けさそのものを録音する技術を磨き上げた。オスロの一夜、ふたりの楽器の音が、次の日には結晶になっていた。 この一枚には、mementoを合わせる。
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Cyrille Aimée / à Fleur de Peau 【USED Vinyl】 Trans-Turquoise限定盤
¥4,200($26.54)
「Inside And Out」は、書いた当初、彼女自身がソングライターとしての自分を信じられず、何年も眠らされたままだった。パンデミックが来て、彼女はコスタリカに買っていた土地に移り住み、たった一人で家を設計し、building した。 その家がクリエイティブな出口になり、そこから曲がまた生まれ始めた。 ジプシー・ジャズの巨匠たちに手ほどきを受けたフランス出身の歌い手、というのがこれまでシリル・エイメの語られ方だった。フランスからニューヨーク、そしてニューオーリンズへ。他人の作った名曲の解釈者として評価を積み上げてきた。だが本作は違う。すべて自作、すべて自分の物語。プロデューサーのジェイク・シャーマンとふたりきりで、彼女のギターとバリトン・ウクレレの弾き語りに、彼が骨董品のような楽器群で層を重ねていく。心の奥から流れ出るものを、そのまま録った。 paring coffee このアルバムに似合うのはWOTE KONGA。 ジャンルは関係ない、フレッシュな気持ちにしてくれる。
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The Eminent Jay Jay Johnson Volume 1 【Used Vinyl】
¥5,500($34.76)
The Eminent Jay Jay Johnson Volume 1 Blue Note 1505 / 1953 トロンボーンがここまで速く動けるとは、知らなかった。JJジョンソンはビバップをトロンボーンに持ち込んだ。誰もできないと思っていたことを、ただやった。クリフォード・ブラウンが横にいる。若いミンガスが下を支えている。全員、急いでいる。急いでいるのに、ちっとも雑ではない。コーヒーが届く前に、A面が終わった。ペアリングはmemento。記憶という意味のブレンドは中深煎りでバランスがいい。速さの中に軸がある、このアルバムに似ている。
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DJANGO - MODERN JAZZ QUARTET 【Used Vinyl】
¥2,200($13.90)
タイトル曲「Django」は、1953年に死んだギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトへの追悼だ。作曲したのはピアニストのジョン・ルイス。しかし音楽は悲しくない。静かで、端正で、どこか遠い場所を見ている。 モダン・ジャズ・カルテットは四人だ。ミルト・ジャクソンのヴァイブラハープ、ジョン・ルイスのピアノ、パーシー・ヒースのベース、ケニー・クラークのドラム。騒がしくない。主張しすぎない。それでいて、誰一人いなくなったら成立しない音楽だ。 タキシードを着てコンサートホールで演奏するジャズ、と言われた。批判する人もいた。しかしルイスはバッハを愛していた。その愛が、ジャズの語法と静かにぶつかっている。 コーヒーはYIRGACHEFFE ARICHAがいい。深煎りの奥に、花の気配がある。端正な外見の下に、何かが宿っているものだ。
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Herbie Mann – Herbie Mann At The Village Gate【USED Vinyl】
¥1,940($12.26)
コーヒーが冷めるまでの時間に、何かを考えようとして、何も考えられなかった。そういう午後がある。 Herbie Mann – At The Village Gate Atlantic SD 1380 / 1962 1961年11月、Village Gate。Herbie Mannはフルートを持って、三曲だけ吹いた。それで十分だった。"Comin' Home Baby"、"Summertime"、"It Ain't Necessarily So"。最後の一曲は二十分つづく。長いとは思わない。コンガが鳴りやまないから。 アフロ・キューバンとボサノヴァとハードバップ。どれでもある、どれでもない。ジャンルというのは、後から人間が貼るラベルだ。音楽はその前から、ただ鳴っている。 カップを持ち上げると、もうぬるかった。 Paring Coffee あえてのマンデリン。スパイシーに、エキゾチックに。
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John Coates Jr. Alone and Live at the Deer Head【USED Vinyl】
¥2,200($13.90)
ペンシルバニア州の小さな町に、Deer Headというジャズクラブがある。John Coates Jr.は生涯その町を離れなかった。 ピアノは一台。観客がいる。録音がある。それだけだ。余計なものが何もない分、音のひとつひとつが妙にくっきり聴こえる。有名ではない。しかし、忘れられない。 そういう人間が、どこにでも一人はいる。コーヒーを淹れながら、それが誰だったか考えた。 Pairing Coffee:MANDHELING G1。深緑色のような香り、スパイシーで甘い。町の奥にひっそりある何かに、似ている。
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The Jimmy Giuffre 3 【USED Vinyl】
¥2,400($15.17)
音が少ない。 ジミー・ジュフリー、ジム・ホール、ラルフ・ペーニャ。三人しかいない。ドラムもない。ピアノもない。それでも音楽は成立する。音が少ないから、一音一音の重さがちゃんとわかる。 "The Train and the River"を聴いてほしい。川が見える。列車が通る。コーヒーの香りがそこにある、気がした。 Pairing Coffee:memento。深煎り、バランスがいい、主張しすぎない。音の少ない空間に、静かに溶ける。
福井県公安委員会許可第 521130011322 号
道具商
memento 株式会社

