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KANSAS SMITTY'S - PLUNDERPHONIA【NEW Vinyl 】
¥3,500
1920年代の音楽を、2021年に演奏する。それはカバーではない。 バンドリーダーのジャコモ・スミスはジェリー・ロール・モートンの曲を選んだとき、一番かっこいい部分を選ばなかった。曲の魂がどこにあるかを考えて、そこを選んだ。100年前の音楽を、ヒップホップのサンプリングの感覚で解体し、組み直した。 "High Society"は行進曲のはずだ。しかしここではそうは聴こえない。ジャズは生きているから、形が変わる。死んでいたら、形は変わらない。 Pieces used in Plunderphonia 01. Porter Steele - High Society 02. Jelly Roll Morton - New Orleans Bump 03. Bix Beiderbecke - In A Mist 04. Bix Beiderbecke - Blue River 05. Maurice Ravel - Jeux D'Eau 06. Jelly Roll Morton - Mamanita 07. Jelly Roll Morton - Jungle Blues 08. Jelly Roll Morton - Ganjam ペアリングはWOTE KONGA。浅煎り、柑橘、今の空気を吸っている。古いものを新しい感覚で飲む、ということがある。
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NUBIYAN TWIST - FIND YOUR FLAME【NEW Vinyl 】
¥4,400
火を見つけろ、というタイトルだ。 ホーンが重なり、リズムが押してくる。アジザ・ジェイの声がパトワで何かを言っている。何を言っているか完全にはわからなくても、意味は体に届く。言葉より先に、音楽が来る。ナイル・ロジャースのギターが一瞬だけ顔を出す。シェウン・クティのアフロビートが地面を揺らす。 コーヒーが冷める前に飲んでしまった。落ち着いて座っていられなかった。 ペアリングはYIRGACHEFFE ARICHA。深煎りの底にエチオピアの熱がある。アフリカは遠くない。
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Sam Sanders Mirror, Mirror【NEW Vinyl 】
¥5,600
このアルバムは、長いあいだ存在しなかった。 録音はされた。しかし正式にリリースされることはなく、ジャケットの絵すら作られなかった。デトロイトのサックス奏者サム・サンダーズは、レコード産業の目的を理解した上で、それを共有しないことを選んだ。だから音楽は、何十年もテープの中にいた。 ジャズとファンクとソウルが混ざっている。コルトレーンに比べられ、オーネット・コールマンに比べられ、しかし誰にも似ていない。スティーヴィー・ワンダーのバンドにいたこともある。モータウンを知っている。それでもデトロイトの路地から出てくる音がする。 ワウワウギターと初期のシンセが鳴る"Funk'ed Up"のあたりで、コーヒーのことを忘れた。 ペアリングはGAYO OLD。熟成された豆の、カカオニブのような香り。時間をかけて作られたものが、時間をかけて届いた。
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Things Happened Here - Kansas Smitty's 【NEW Vinyl】
¥3,400
ロンドンのイースト・エンドに、Kansas Smitty'sというバーがある。バンド名もそこから来た。 現在進行形のジャズだ。100年前の録音を大切にすることと、今鳴っている音楽を聴くことは、矛盾しない。このバンドの演奏には、バーの熱気がそのまま入っている。酒の匂いと、人の声と、誰かが笑う音が。 コーヒーを飲みながら聴くには、少しうるさいかもしれない。それでいい。 コーヒーはmemento、あるいはマンデリン。今の空気を吸っている音楽に、合っている。

