コーヒーは、ただの飲みものではなく、誰かの朝を始めたり、一日の区切りになったり、ふと立ち止まるきっかけになったりする——そんな“間”のような存在だと思っています。

お店では、そんな日々のコーヒーとの小さなやりとりを短歌にして、毎日綴っています。五・七・五・七・七という短いリズムの中に、香りや温度、空気や心の揺れなど、コーヒーにまつわる風景を閉じ込めて。

朝の焙煎を終えて、カウンターで湯気を見つめながら詠むこともあれば、お客様との何気ない会話の余韻から生まれることもあります。日々の営みと、コーヒーのある暮らしの交差点。

SNSや店頭では、その日その時の短歌を一首ずつ公開しています。
ほんの少しでも、読む人の時間にそっと寄り添うことができたら嬉しいです。

コーヒーと短歌。ちょっと不思議な組み合わせかもしれませんが、どちらも「ゆっくり味わう」のが似合う存在だと思っています。

よければぜひ、日常のお供に、
お楽しみ頂ければ幸いです。