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John Coltrane / Meditations【USED Vinyl】 Impulse! AS-9110(US盤/King Records 直輸入・帯破れ・解説カード付)

¥5,500

残り1点

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瞑想?どう考えても、これは叫びだ。

1966年2月、ジョン・コルトレーンは自らのカルテットにもう一人のテナーともう一人のドラマーを加えた。ファラオ・サンダースとラシッド・アリ。二本のサックスが唸り、二台のドラムが波のように押し寄せる。『至上の愛』で神に到達した男が、次に選んだのは対話ではなく、洪水だった。

「父と子と精霊」に始まり「安らぎ」に終わる。組曲としての体裁を取りながら、実際には途切れることのない一本の祈祷だ。美しさを求めていない。求めているのは、その先にあるものだけだ。

この盤には、そういう不均衡さがある。整った美とは違う場所で鳴っている。

paring coffee
MANDHELING G1を合わせる。深煎り、重心の低い一杯。苦味の奥に眠る甘さは、二本のテナーがぶつかり合った後にようやく立ち上る静けさに似ている。

熊川宿の午後、この一枚を鳴らすなら、灯りは落としたほうがいい。

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『Meditations(瞑想)』は、ジョン・コルトレーンが1966年2月にVan Gelder Studioで録音した作品。1965年12月に発表された『至上の愛(A Love Supreme)』、同年6月録音の『Ascension(アセンション)』に続く、宗教的・精神的探求の系譜に位置する。

編成はレギュラー・カルテット(コルトレーン、マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルヴィン・ジョーンズ)に、テナー奏者ファラオ・サンダースとドラマーのラシッド・アリを加えた6人編成。二管・二ドラムという異例の編成は、この録音の直後にタイナーとジョーンズが脱退する、コルトレーン・グループ最後の転換点を記録した一枚でもある。

Side 1「The Father And The Son And The Holy Ghost」「Compassion」(18:06)、Side 2「Love」「Consequences」「Serenity」(19:02)。両面とも切れ目なく演奏され、実質的には5楽章からなる組曲として構成されている。

本盤はIMPULSE! AS-9110、赤枠ラベルにABC RECORDS表記の1970〜71年頃のUSプレス。King Records扱いの直輸入盤として日本市場に持ち込まれ、オレンジ色の帯と日本語解説カードが付属する。解説は藤井肇によるもので、1966年7月のコルトレーン来日公演の反響から筆を起こしている。

Artist: John Coltrane
Title: Meditations
Label: Impulse! / ABC Records(AS-9110)
Format: LP, Album, Stereo
Country: US(King Records 直輸入盤・帯/解説カード付、日本流通)
Pressing: 赤枠ブラック・レーベル、ABC RECORDS表記(1970〜71年頃の後期USプレス)
Recorded: 1965年11月23日, Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey
(ジャケット記載は「Recorded 1966」だが実際の録音日は1965年11月23日)
Produced by: Bob Thiele
Engineer: Rudy Van Gelder
Cover Design: Robert Flynn / Viceroy
Cover Photograph: Charles Shabacon
Published by: Jowcol Music - BMI

【パーソネル】
John Coltrane - tenor saxophone
Pharoah Sanders - tenor saxophone
McCoy Tyner - piano
Jimmy Garrison - bass
Elvin Jones - drums
Rashied Ali - drums

【収録曲】
Side 1(18:06)
1. The Father And The Son And The Holy Ghost
2. Compassion

Side 2(19:02)
1. Love
2. Consequences
3. Serenity

【ジャケット】VG+
・シュリンクは装着されているが完全密封ではなく、盤の出し入れが可能な状態。
・表面右上角にごく軽い当たり(シュリンク越しの微細なスレ)あり。
・裏面はシュリンク越しに軽いヨレが見られるが、印字・帯の視認性に問題はない。
・帯(オレンジ色、King Records「直輸入盤」「特別価格 ¥2,000」表記)
・日本語解説カード(藤井肇 解説、曲目解説・譜例付き、1967年版)付属。

【盤】EX(未検盤・目視評価)
・両面とも光沢良好、目立つスクラッチ・カビ・傷は確認できない。
・レーベルは赤枠のABC RECORDS表記、盤面・レーベルともにダメージなし。

解説:藤井肇

1966年7月のコルトレーン来日公演は各方面に大きな反響を呼んだ。無条件に絶賛する者、常軌を逸した演奏についていけなかった者と、賛否両論が渦巻いたことに触れながら、解説はこのアルバムを『至上の愛』『Ascension(神の国)』に続くインパルス期11枚目のLP、宗教的関心に立脚した野心作と位置づける。

本作の特異点として、ドラマーを二人編成にした点を挙げる。コルトレーンは日頃「自分の周りにはもっとリズムが必要だ」と語っており、この録音がその実践だったとする。またタイナーとジョーンズが本作録音の後に脱退し、来日時のピアノはアリス・コルトレーン、ドラムはラシッド・アリ一人という編成に変わったことも記されている。

両面とも切れ目なく演奏される組曲形式で、第1面18分06秒、第2面19分02秒。冒頭は2本のテナーによるAフラット・Dフラット・Eフラットを中心音とした反復から始まり、コルトレーンのテーマがモード手法に基づいて次々と転調していく構造を、実際の採譜を交えて解説する。

各曲の解説では、「あわれみ」でのマッコイ・タイナーの卓越したソロ、「愛」の冒頭を飾るジミー・ギャリソンの3分に及ぶベース・ソロ、「そのあとにくるもの」でのコルトレーンとサンダースの丁々発止のインタープレイ、そして「やすらぎ」でのラヴェル、プーランクを思わせる音色まで言及されている。プロデューサーはボブ・シール、録音はルディ・ヴァン・ゲルダー。

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