Sam Gendel & Antonia Cytrynowicz / Live A Little 【Used Vinyl】
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録音するつもりなどなかった。ある夏の午後、裏庭で即興に歌い出した少女の声を、サム・ゲンデルはとっさにスマホで拾った。それだけの出来事だったはずが、後になってシンセ、ドラムマシン、ギター、サックス、ベースを重ねて一曲に仕立て直したところから、この奇妙な共作が始まった。
アントニア・シトリノヴィッチ、当時11歳。パートナーの妹という、音楽的な血縁でも師弟関係でもない、ただそこに居合わせただけの関係性。音楽教育を受けたことのない子供の即興を、百戦錬磨のミュージシャンがそのまま音源として成立させてしまう胆力。10曲すべてがワンテイクの即興、その場で生まれてその場で消えるはずだった歌が、ここに焼き付けられている。
「考える前に体が動く」というやり方でしか自分は音楽を作れない、とゲンデルは語っている。子供の直感と、キャリアを積んだ演奏家の直感が、対等な高さで向き合う瞬間があるとすれば、これがその記録だ。
この一枚には、WOTE KONGAを合わせる。淡く、浅く、カーテンから漏れる光のように揺らいでいる。
Sam Gendel & Antonia Cytrynowicz『Live A Little』。Psychic Hotline、2022年5月13日発表。カタログNo. PSY-021。本出品はUS盤LP。
ロサンゼルスを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト、サム・ゲンデルと、当時11歳だったアントニア・シトリノヴィッチ(ゲンデルのパートナーの妹)による共作。ある夏の午後、シトリノヴィッチが裏庭で即興に歌っていたのをゲンデルがスマホで録音したのがきっかけとなり、後日その場に彼が編曲を加えて一曲に仕立てたところ、本人もそれに驚いたことから本作の制作が始まった。全10曲は基本的に一発録り、シトリノヴィッチがその場で即興したメロディと歌詞に、ゲンデルがドラム、パーカッション、キーボード、オルガン、ホーン、アルト/ソプラノ・サックス、シンセサイザー、エレクトリック・ギターで応える形で制作された。
シトリノヴィッチは正規の音楽教育を受けていない一方、アーティスト一家に育った人物。奇妙で幻想的、独自の世界観を持つヴォーカルが特徴とされる。ジャケット・レーベル面のイラストはサム・ゲンデル本人の手によるもの。
収録:
Side A
1. There's No Telling
2. A Sign
3. Wondering, Waiting
4. Something Real
5. Treasure That I Treasure
Side B
1. Seconds Rolling By
2. Blind
3. Lightly
4. Leap
5. Clouds In Me
Sleeve: Near Mint
シュリンク付き。白地にタイポグラフィのみのミニマルなアートワーク。状態良好。
Media: Near Mint
レーベル面はサム・ゲンデル本人によるイラスト仕様。
Label: Psychic Hotline(PSY-021)。2022年制作、US盤。バーコード 850034504285。
アーティスト: Sam Gendel & Antonia Cytrynowicz
タイトル: Live A Little
レーベル: Psychic Hotline
カタログ番号: PSY-021
フォーマット: LP、Limited Edition、Black、新品未開封(Sealed)
国: US
バーコード: 850034504285
発売: 2022年5月13日
作詞作曲: Sam Gendel, Antonia Cytrynowicz
演奏: Sam Gendel(drum, percussion, keyboards, organ, horn, alto sax, soprano sax, synthesizer, electric guitar)、Antonia Cytrynowicz(vocal)
レーベル面イラスト: Sam Gendel
収録時間: 約35分
サム・ゲンデルとアントニア・シトリノヴィッチは、レコードを作るつもりでこの音楽を始めたわけではなかった。ある夏の午後、ゲンデルのロサンゼルスの自宅で生まれた楽曲群であり、アルバムというよりひとつの「瞬間」の記録に近い。収録された10曲はほぼ一度のセッションで、完全即興のまま、演奏された順番通りに収められている。この曲が演奏されたのはこの時が最初で最後であり、インスピレーションの一瞬をそのまま切り取った記録となっている。
録音当時、シトリノヴィッチはわずか11歳。ゲンデルのパートナーであり創作上のパートナーでもあるMarcellaの妹にあたる。正規の音楽教育は受けていないが、アーティスト一家に育った人物で、多くの子供がそうするように、ただ心が動かされるままに表現する形で音楽と向き合っているとされる。本作では、ゲンデルが横で演奏する中、彼女がその場でメロディと歌詞のすべてを即興で紡いだ。
音楽プロデューサーNick Sanborn(Sylvan Esso)は、初めてこの作品を聴いた夜のエピソードを語っている。ゲンデルが未発表音源を再生し、その歌声に衝撃を受けたが、5曲ほど聴いたところで歌い手が「パートナーの11歳の妹」であり、全曲が即興で作られたと知り、開いた口が塞がらなかったという。
LIVE A LITTLEは、次々と連鎖する「もしも」の集積であり、型破りで実験的、自発性と想像力の万華鏡と評されている。ゲンデル自身は「迷いや躊躇のない人間が手綱を取ったときに何が起きるか」を体現した作品だと語っている。
福井県公安委員会許可第 521130011322 号
道具商
memento 株式会社

