Bud Powell / The Scene Changes (The Amazing Bud Powell Vol.5)【USED Vinyl】
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バド・パウエルは41才でこの世を去った。
悪夢とパラノイア、麻薬中毒を断つための闘病生活、今より100年ほど前に生まれたバドに病院と薬は現代の医療や精神的な文化の庇護はなかったのじゃないだろうか。
芸術にはきっと関係ない。クレオパトラの夢を録音した33才の頃の演奏がこのアルバムに収録されている。金切り声、猫科の動物が捉えた獲物を弄ぶような執拗なバップフレーズは、ジャズ喫茶とそこに通う憂鬱な青年たちを完全に魅了した。ポールチェンバースのベース、アート・テイラーのドラムス、素晴らしい。これこそがピアノトリオだ。スレスレの演奏がジャズ喫茶を席巻した。ブルーノートに違わない、真っ青なサウンドがある。
似合うコーヒーは、ブレンドだ。ジャズ喫茶をイメージした普遍的な黒いサウンドが似合う。
「ザ・シーンチェンジズ」とは場面転換、あるいは時代が移り変わるという意味になる。パウエル自身がこのタイトルの中で、己のパラノイアと麻薬中毒からの脱出を見出したのか?あるいは斜に構えたやぶれかぶれでディランのように「時代は変わる」と言い得たのか?知る由もない。
このアルバムに収録された「クレオパトラの夢」が、そしてピアノトリオのアルバムが、ジャズ喫茶で人気を博した伝説であることは、今もなお繰り返されるリクエストの数から言っても紛れもない真実だ。
バド・パウエル以前のピアノ・トリオはピアノ+ベース+ギターの構成で、アンサンブル重視だった。
パウエルはピアノ+ベース+ドラムという編成を確立し、左手が担っていたベースラインとビートの供給をそれぞれベースとドラムに解放した。これにより三者が独立した役割を持ち、演奏の自由度と表現力が飛躍的に向上した。
しかし彼の録音には独特の「唸り声」があり、古い録音の音質の悪さと相まって、初心者には大きな障壁となっている。そこで推薦できるのが『The Scene Changes (The Amazing Bud Powell, Vol. 5)』だ。
録音状態が比較的良好で唸りも控えめ(?)、パウエルの本質であるピアノ・トリオの革新性を体感できる一枚だ。
Condition
■ 盤面 (Vinyl) — VG +
Side A / Side B ともに光沢良好。目立つ大きなキズはない。レーベル面も汚れ・書き込みなし。
デッドワックス刻印: SILBT 7519-6
■ ジャケット:VG+ — 印刷・光沢良好、角の傷みは軽微
info
レーベル: ブルーノート
カタログ番号:GXK8075
原盤: Blue Note BST 84009
フォーマット:LP, Album, Reissue
回転数:33 1/3 rpm
録音:1958年12月29日、ニューヨーク
デッドワックス:SILBT 7519-6
製造: 日本 キングレコード株式会社
福井県公安委員会許可第 521130011322 号
道具商
memento 株式会社

