Minor Threat / Minor Threat (First Two Seven Inches) 【USED Vinyl】
¥4,200
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誰かに何かを言われること自体が腹立たしいから、音楽で叫ぶことに決めた。自由を求める姿勢、誰とも同じではない表明。Straight Edge.
1981年、ワシントンD.C.。イアン・マッケイは十九歳だった。酒を飲まない。ドラッグをやらない。誰彼構わずヤらない。それを歌にしたら、勝手に運動になった。本人が一番驚いたはずだ。四十六秒の曲に、思想の名前がついてしまった。
「Straight Edge」——直訳すれば、まっすぐな刃。定規の縁。だが本人は主義を作ったつもりなどない。ただ、自分はこうだと言っただけだ。俺はお前らと違う。それだけの話が、四十年経っても消えない。
音は速い。速すぎて、雑だ。ドン・ジエンタラのインナー・イヤー・スタジオ、機材は最小限。だがこの雑さこそが正しい。磨いたら死ぬ音というものが、この世にはある。
ジェフ・ネルソンが描いたビール瓶の男が裏ジャケでこちらを見ている。革ジャンを着た瓶。中身は空っぽ。それが誰のことなのかは、聴けばわかる。
八曲で十五分。裏返してさらに四曲。終わったら、また針を落とす。そういうレコードだ。
──── COFFEE PAIRING ────
このレコードに似合うのはアメリカの浅煎りのコーヒーのスタイルなのかもしれない。ストレートエッジハードコアの流れはいつしかスペシャルティーコーヒーの運動に結びついていった。そう信じている。
『Minor Threat』——通称「First Two Seven Inches」は、1981年にリリースされた二枚の7インチEP(Dischord No.3 と Dischord No.5)を1枚のLPにまとめた編集盤だ。ハードコア・パンクの歴史において、最重要作の一枚。
イアン・マッケイ(vo)、ライル・プレスラー(g)、ブライアン・ベイカー(b)、ジェフ・ネルソン(ds)。全員が十代だった。ワシントンD.C.のインナー・イヤー・スタジオで、ドン・ジエンタラのエンジニアリングにより録音。プロデュースはバンド自身。
A面8曲、B面4曲。合計12曲で約20分。「Filler」「I Don't Wanna Hear It」「Seeing Red」と畳みかけ、4曲目に「Straight Edge」が来る。46秒。酒もドラッグもいらない、俺には他にやることがある——この一曲が、後にストレート・エッジと呼ばれるムーヴメント全体の起点となった。マッケイ本人は「主義を作ったつもりはない」と繰り返し語っているが、言葉は放たれた瞬間に本人の手を離れる。
B面「In My Eyes」「Out Of Step (with the world)」は、その思想がより明確に言語化された二曲。最後にモンキーズのカヴァー「Steppin' Stone」で締める。
レーベルは Dischord Records。マッケイとネルソンが自ら立ち上げ、今も独立を保ち続けているレーベルだ。裏ジャケのビール瓶の男のイラストはジェフ・ネルソンによるもの。
速く、短く、削ぎ落とされている。装飾はひとつもない。それがこの盤の全てだ。
Condition
■ 盤面 (Vinyl) — VG
Side A / Side B ともに光沢は保たれており、深いスクラッチは見当たらない。経年相応のヘアライン(細かな薄スレ)がある。
レーベル面:センターホール周辺に放射状のひび割れ(紙の裂け)がA面・B面ともにある。音溝への影響はないが、頻繁に再生された個体であることを示す痕跡として明記する。
デッドワックス:DISCHORD 12 刻印あり
■ ジャケット (Jacket) — VG+
表面:緑の地色・印刷とも鮮明。光沢良好。角のつぶれは軽微。
裏面:ジェフ・ネルソンによるイラスト、トラックリストとも鮮明。「DISCHORD No. 12」「$8.00 Postpaid from Dischord」「Made in England」表記あり。
info
【詳細情報 / Detailed Information】
アーティスト:Minor Threat(マイナー・スレット)
タイトル:Minor Threat(通称 "First Two Seven Inches")
レーベル:Dischord Records
カタログ番号:DISCHORD No. 12(背)/ DISCHORD 12(レーベル)
原盤:Dischord No.3(A面)/ Dischord No.5・Limp 41(B面)
フォーマット:LP, Compilation
回転数:33 1/3 rpm
録音:1981年、Inner Ear Studios(ヴァージニア州アーリントン)
製造:ジャケット Made in England / レーベル面 Made in France
ジャケット:緑
裏ジャケ価格表記:$8.00 Postpaid from Dischord
著作権表記:©℗ 1981, 1984
デッドワックス:DISCHORD 12
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【トラックリスト / Tracklist】
Side A(Originally Dischord 3)
1. Filler
2. I Don't Wanna Hear It
3. Seeing Red
4. Straight Edge
5. Small Man, Big Mouth
6. Screaming At A Wall
7. Bottled Violence
8. Minor Threat
Side B(Originally Dischord 5 / Limp 41)
1. In My Eyes
2. Out Of Step (with the world)
3. Guilty Of Being White
4. Steppin' Stone *
All songs by Minor Threat(except * by Boyce/Hart)
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【パーソネル / Personnel】
Ian MacKaye — vocals
Lyle Preslar — guitar
Brian Baker — bass
Jeff Nelson — drums
Produced by Minor Threat
Engineered by Don Zientara at Inner Ear Studios
Side 1 mixed by Skip Groff, Side 2 by Minor Threat and Don
Cover Photo — Susie Josephson
Graphics — Jeff Nelson
Originally released in 1981 as two 7" EPs.
Dischord Records, 3819 Beecher St. NW, Washington, D.C. 20007 USA
本盤に文章によるライナーノーツは付属しない。付属するのは11インチ×22インチの白黒インサートで、内容は全曲の歌詞、バンドのライヴ写真・スナップ、クレジット表記のみ。解説文は一切ない。
これはDischordというレーベルの姿勢そのものと言える。説明を加えない。文脈を用意しない。曲と写真だけを置いて、あとは聴き手に委ねる。
■ クレジット
Produced by Minor Threat
Engineered by Don Zientara at Inner Ear Studios
Side 1 mixed by Skip Groff, Side 2 by Minor Threat and Don
Cover Photo — Susie Josephson
Graphics — Jeff Nelson
■ 写真クレジット
Al Flipside、Glen E. Friedman、Naomi Petersen、Friedman、Susie Josephson
■ 謝辞
Skip、Don、Henry、Dody、Howard、Tesco、Jello、Rich、John、そして手を貸してくれた全員へ。
※Henry はヘンリー・ロリンズ、Jello はジェロ・ビアフラを指すと解される。当時のD.C.〜西海岸ハードコア・シーンの人的つながりが、この短い謝辞から読み取れる。
■ イラスト
裏ジャケットおよびインサートに、ジェフ・ネルソンによるイラストが配される。革ジャンを着たビール瓶の男。指輪には「HATE」の文字。「Bottled Violence」「Straight Edge」の主題を視覚化したもので、本盤の思想を一枚の絵に凝縮している。
■ 歌詞について
全12曲の歌詞がインサートに印刷される。「Straight Edge」「In My Eyes」「Out Of Step (with the world)」の三曲が、後にストレート・エッジと呼ばれる思想の核として引用され続けることになる。
福井県公安委員会許可第 521130011322 号
道具商
memento 株式会社

